怠惰の坩堝

【 遅咲桜の咲く頃に 】



c0165101_192797.jpg







c0165101_1922941.jpg







c0165101_1925194.jpg




山菜採りに山へ入りました。


林道の終点の車止めから緩やかな傾斜の藪を小一時間ほどわけ入った処に、僕だけしか知らない山ウドの、秘密の群生地があるのです。しかし今年は例年より山菜類の生育が著しく遅れているみたいで、お目当ての山ウドは未だ穂先すら覗かせてはおりませんでした。「もう少し日当たりのよい東側の場所ならば、何か他の山菜にありつけるかもしれない」そう思い、移動を開始したその時です。僕のいる地点から5~6mほど先の、山頂きへと続く斜面に群生した熊笹の茂みの辺りがガサゴソと、音をたてて動いているではありませんか!暫くの間身動ぎもせずその場所を注視した後に僕はそろそろと、用心しながら、近づいて行きました。背丈ほどもある笹藁を、そっと、かき分け、かき分け、音のした方へと進んで行くと、直ぐに、四畳半ほどの、日当たりのよい小さな空地に、出たのです。あぁこういう所には蕨が生えたりするんだよなぁなどと漠然と頭の片隅で思考しつつ用心深く空地に歩を進めるとななんと僕の目に飛び込んできたのは直径30センチ程の巨大な大便のかたまりではないですかしかも湯気まで立ち昇ってるしっ!!「こ、これは………こんなでっかいウンチをするのは……おそらく身長2メートル・体重は180キロを優に超えるであろう、巨躯の、相撲取りに違いない……」こんな奥深い山の中で相撲取りがほんのついさっきこの場所で野糞を垂れていたそんな非日常的な現実に直面した僕は軽い眩暈すら覚えましたが直ぐに気を取りなおすと近くに潜んでいるであろう相撲取りの存在を直接確認したくなり大きな声で「どすこい!どすこい!どすこい!」と三度、呼びかけてみました。
しかし、返答はいっさい無く、
ただ遠くの方で、
澄み渡る鶯の声だけが、



「ホーーーーーーーー、ホケキョッ」





にほんブログ村 写真ブログ トイデジカメへ
[PR]
by nekomajiro | 2011-05-15 19:18 | LX-5